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プログラミング学習

【小学生】プログラミング言語は何から始める?”学びのロードマップ”

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これからプログラミングを始めるけど,どのプログラミング言語から始めればいいの?
パソコンは必要なの?スマホ・タブレットでは学べないの?
基礎を学んだら,次はどんなプログラミング言語にステップアップしたらいいの?

と悩んでいる皆さんにお答えします。

■本記事の内容

  • プログラミング言語は何から始めるのか?
  • プログラミング環境には何が必要?
  • 学びのロードマップはこれだ!

ITエンジニア歴9年,プログラミング講師歴21年。
30年間プログラミングと共に生きてきた私が,お伝えします。 

1 プログラミング言語は何から始めるのか?

プログラミングをするには,プログラミング言語が欠かせません。
プログラミング言語を学ぶことで,自分でホームページを作成したり,アニメーションやゲームを作ったりすることができます。

(1)プログラミング言語の種類

大きく分けるとビジュアル言語とテキスト言語の2種類があります。

■ビジュアル言語
マウスやタッチ操作を中心とした作業でプログラムを組むことができ,子供向きに工夫されたプログラミング言語のことです。

特徴は,
 ✓マウスやタップの操作のみで、視覚的にプログラミングをし、実行することができる
 ✓視覚的操作がほとんどなため、子どもが飽きずに楽しみやすい

代表的な言語として,Scratch(スクラッチ),Viscuit(ビスケット)などがあります。

■テキスト言語
プログラムを「文字、記号と数字のみ」で記述するもの。世界で実用的に使われているプログラミング言語の大多数が「テキスト言語」です。

学習する際に必要なスキルは,
 ✓キーボードのタイピングがスムーズにできること
 ✓プログラミングの基礎が身についていること
 ✓プログラミング言語に使われている英語に慣れていること

プログラミング言語には数多くの種類があり、現在100種類以上も存在し,用途別に使用することになります。

代表的な言語として,Python(パイソン),C#(シーシャープ),Javascript(ジャバスクリプト),Processing(プロセッシング)などがあります。

(2)小学生におすすめのプログラミング言語

小学生におすすめのプログラミング言語は,ビジュアル言語のScratch一択です。

マサチューセッツ工科大学で開発された、子供を対象としたプログラミング言語なので、多くのプログラミングスクールで採用されています。

ブロックのアイコンを組み合わせることでアニメーションやゲームを作ることができ,簡単な上に達成感を味わうことができるため,楽しみながらプログラミングに大切な論理的思考を身につけることができます。

(3)目的により決めるのがgood!

Scratchでプログラミングの楽しさを味わった後は,テキスト言語でさらに本格的なプログラミングを楽しみましょう。

テキスト言語には多くの種類がありますが,基本的なプログラミングの考え方はどの言語でも一緒です。
何を作るかでプログラミング言語を選んで下さい。

何をやるか言語特徴
ホームページやゲームを作りたいJavaScript画像や図形の描画、アニメーションが得意で、本格的なプログラミングを学びやすい。
ゲームやアート作品を作りたいProcessing初心者でも視覚的なアート作品を容易に作成でき,やさしくプログラミングできる。
本格的な3Dゲームやスマホ向けゲームを作りたいC#Unity(ゲーム開発環境)を使ったゲーム開発が得意。(使用例:ポケモンGO)
AI(人工知能)/機械学習などの最先端技術に触れたいPython初心者向きでありながら高度なプログラミングもできる万能言語。(使用例:YouTube)

2 プログラミング環境には何が必要?

パソコンはWindowsか?Macか?スペックは?タブレットでは?スマホでは?

(1)迷ったらWindowsパソコンを選ぶ

家にパソコンがあれば,それでOK。
WindowsでもMacでも問題ありません。

家にあるということは,そのパソコンの使い方を知っている人が身近にいるということですので,パソコンの使い方でわからないことがあれば聞くことができます。 

新しく購入するのであれば,家にあるパソコンと同じ種類のものにしましょう。中古品でも構いません。

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WindowsかMacかを迷ったら,初心者にやさしいWindowsパソコンを選びましょう。
性能は,高度なプログラミングをしないのであればどんなものでも大丈夫です。

(2)タブレットやスマホでもできる?

Scratchなどのビジュアル言語はタブレットやスマホでもプログラミングできますが,スマホでは画面サイズが小さくおすすめしません。

お手軽にタブレットを使う方法もありますが,キーを打ってなんぼの「プログラミング」です,せっかくですから長い目で見てキーボードで入力したいものです。
パソコンに慣れながらプログラミングをしていきましょう。

3 学びのロードマップはこれだ!

(1)学びのロードマップ

 最初に「ビジュアル言語」から入り,「テキスト言語」へステップアップ,仕事のベースとなる専門力を養成し,IT化社会人へと進化します。

(2)IT社会で生きていく

コンピュータの仕組みを学び,プログラミングに触れ合うことは今後IT化社会で生きていく上で必要です。

プログラミングを学ぶと,
①論理的思考力
②問題解決力
③プロジェクトマネジメント力
④コミュニケーション力
を身に付けることができ,今後の人生のあらゆる場面で役に立つスキルとなります。

ITは今後ますます発展し,2025年にはメタバース(仮想空間)で生活し,2035年にはAI(人工知能)に仕事を奪われ,2045年にはシンギュラリティ(AIの能力が人間を超える)を迎えます。

この中で生き抜くためには,今から「プログラミング力」を身に付けましょう。

【まとめ】

Scratch(スクラッチ)から始めゲーム作りなどを一通り体験し,プログラミングの楽しさを味わったあと,もっと本格的にプログラミングをやってみたいと思うなら,テキスト言語へと進んで下さい。

そして,より深いプログラミングの世界に入っていきましょう。

きっと,無限の楽しみと明るい未来が待っています。